琵琶湖の幻の島「奥の洲」に行ってみた

2023何は今までで一番暑い1年だったそうだ。

 

そのせいか雨も全然降らなくて、近畿の水瓶である琵琶湖も例外ではなく、マイナス70cm以上水位が下がっているらしい。

 

もちろんこれ自体は良いニュースでは無いんだけど、その影響で普段は上陸できない、幻の島に上陸できるようになっているらしい。

 

てなわけで、島旅人としては、これは是非行かねばと思い、昨年末に行ってまいりました。

(他の島旅全然アップできていないのに・・・)

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幻の島「奧の洲」の場所

ニュースとかで琵琶湖にあるのは知っていたけど、具体的にどこにあるか知らなかったので、調べたところ、奧の洲というところにあるらしい。

Google mapで調べるとこんなところ。普段は水鳥を見に訪れる人がいる場所だ。

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最寄駅はJRの河毛駅というところで、そこから西に6kmちょっと

どうもバスとかも走っていないようなので、駐車場もあるっぽいけど、大した距離でも無いし、河毛駅でレンタサイクルを借りて自転車で行く事にした。

レンタサイクルは駅に隣接しているコミュニティハウスで借りられる。

 

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金額は非電動なら500円。やっす。

 

いざ幻の島へ

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河毛駅に到着。当然のごとく無人駅だ、いい感じ。

自転車を無事借りて出発。

 

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琵琶湖側に向かい、のどかな田園風景の中をひたすらママチャリで疾走する。

滋賀県て何でか知らないけど、一直線の道がやたら多い気がする。走ってて気持ちいい。

ほぼ直線だったこともあり、迷うことも無く30分程度で奧の洲に到着

奧の洲、ってどっかに書いている訳でも無いため、意識してなければスルーしてしまうかもしれない。

 

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一応、この水門っぽいのが目印。幻の島は、この水門の横道から入る。

 

上陸

この時点で一眼を持ってきたのにバッテリーを忘れた(家で充電したままにしてた)事に気づきました・・・ということでスマホで撮影。

 

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水門の横の茂みを抜ける事になるのだが、当たり前と言えば当たり前だけど、元々湖に沈んでいた地面なため、めっちゃくちゃぬかるんでいる。女性の方は靴とかに要注意だ。

 

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忍者のように流木や木板の上を飛び移り、奧の洲を繋ぐ砂州まで出ることができた。ここまでくると普通の砂浜と同じ路面になるため、靴の浸水の心配は不要だ。

 

さながら、小豆島のエンジェルロードっぽい道幅と距離。

 

ちなみに、琵琶湖ぐらい大きい湖だと潮位があるようで、一応満潮の時間は避けて訪れたが、この日の時点では、琵琶湖の水面はマイナス75cmくらいであり、砂州の大きさとかを見た感じでは、おそらくこのレベルの水面低下だと気にする必要はない気がする。

 

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琵琶湖の上(中?)を歩いている。何とも不思議な気持ち。

ニュースでも取り上げられたからか、結構人が来ていた。

 

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さあ、奧の洲の島の本体にいざ上陸。

が、当たり前と言えば当たり前だけど、何て事のない無人島だった。

 

特にこれといった石碑があるということもない。これがゲームなら隠しダンジョンとか宝箱があっても良いもんだけど。

 

一応行けるところまで島の周ってみたけど、ただ草木が生えているだけであった。

 

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とはいえ、ここから見る夕日はなかなかいい感じ。何というか、普段水鳥しか見られない景色を見ることができるのは貴重な体験だ。

てな訳で、日没も近づいてきたため、これにて撤収。

 

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山頂が白く輝く伊吹山を見ながら帰路についた。

 

「幻の島」を訪れた感想

島単体で見ると、本当にただの無人島なんだけど、通常は訪れることができない島に上陸できるということはあまり無いことなので、近くに住んでいる人は行ってみてもいいかもしれない。まぁ異常気象がずっと続いて、渇水が当たり前になりそんなに珍しいことでもなくなるかもだけど。

一方で渇水による水不足となるとそれは大変なことなので、早く雨が降って欲しいという気持ちもある、複雑な島だ。

 

あと、長浜から北は奥琵琶湖になると思うけど、ロケーションとしては非日常感があって、それも旅感があっていい感じ。

 

ちなみに、琵琶湖には沖島とか竹生島といった、他の島にはあまりない変わった島もあるので、奧の洲のついでに是非これらの島も訪れてほしい。